【サーバー屋のサバ缶】ダジャレが秀逸なノベルティがさらにレベルアップ、三方よしとなる。

サーバー屋のサバ缶

ノベルティカンファレンスに参加

先日、ノベルティカンファレンスという、IT業界のみなさんがどうやってノベルティを作っているかプレゼンし合うイベントに参加させていただいたときに、IT業界のノベルティをたくさんいただいたので、少しずつ紹介させていただきます。

わたくしはIT業界については完全な門外漢ですので、表に出てくる会社さんしか知りません。例えばヤフーとかグーグルとか、他にはSNSを運営している会社など、そんな程度です。

しかし、IT業界はもはや社会インフラを支える一大産業であり、縁の下の力持ち的な会社もたくさんあるわけで。

今回はそんな会社のひとつ、スカイアーチというサーバー管理の会社さんのノベルティです。

サーバー屋のサバ缶

最初は単なるダジャレだった。

スカイアーチさんでは、2012年から、サーバー屋のサバ缶というダジャレで、サバ缶をノベルティとして配っていたそうです。

これだけでも、かなりのインパクトですよね。文具の類だったらノベルティは軽く小さく作れますが、サバ缶は重い。

営業マンが持ち歩くのにも、展示会でお客様に持って帰ってもらうのにも、重いです。

良くも悪くも、かなり印象深いノベルティであることは確かです。

ネタとしてはバッチリなので、このまま続けることもできたと思います。たくさん作ってコストを下げていくことも可能だったでしょう。

しかし、、、

世間よしのノベルティにステップアップ!

東日本大震災の記憶が徐々に薄れつつある2015年2月、せっかく配るなら、もっとおいしいサバ缶がいいということで、宮城県石巻市の木の屋石巻水産に製造委託することに。

オリジナルのサバ缶を商品化、販売も始めたのです。サバにかけて値段は380円。そして売上の38%を被災地の子どもたちの支援活動に寄付する活動をスタート。

サーバー屋のサバ缶

木の屋石巻水産は、宮城県石巻市の漁港に朝水揚げされた新鮮なサバを冷凍せず、そのまま缶詰にするフレッシュパックの製法でおいしい缶詰の製造を続け、全国のグルメの支持を得てきたメーカー。
東日本大震災では、工場などが壊滅的な津波被害を受けるも、ボランティアスタッフが泥に埋もれた缶詰を掘り起こし、東京に持ち帰り、洗って売るという活動が話題となり、缶詰27万個を販売、工場再建のきっかけとなった実話は、多くのメディアによって報じられました。

そうなのです。単なるノベルティではなく、その土台を活かして商品化、被災地支援を目指すという、「世間よし」によって、ノベルティでの三方よしを実現したのですね。

今回いただいたのは、そのシリーズの第一弾、トレンドマイクロとのダブルネーム版、「サーバーを守る会社のサバ缶」でした。

サーバーを守る会社のサバ缶

ノベルティ作りの新潮流か?

このダブルネームという取り組みもいいですね。

1社でやるより、2社でやったほうが盛り上がります。

ノベルティ作りも、一時期流行ったテレビコマーシャルの2社コラボのように、何かが関連する異業種、もしくは協業相手とのダブルネームってありかもです。

当研究所も、そういうナイスなコラボの橋渡しができたらいいなと夢が膨らみます。

そしてそのお味は?

味噌味ですが、味噌の味が濃すぎない上品な味付けで、大変美味しくいただきました。

サーバー屋のサバ缶、味見。

ネコも来ましたので、少しあげましたよー。( ´∀`)

ネコとサバ缶

ご馳走様でした。m(_ _)m

サーバー屋のサバ缶

ABOUTこの記事をかいた人

1971年名古屋生まれ。金沢大学卒業後に興和株式会社に入社、繊維、IT、光学機器の営業職を経験。その後、興和時代の先輩の家業である渋谷の老舗文具店つばめやにて通販部門を中心に担当。2017年にのれん分けの形で名入れノベルティ部門を継承。ノベルティ研究所を設立。 2012年より文具朝活会を継続、だいたひかるさんと年4回文具祭りを主催。扶桑社『文房具屋さん大賞』審査員長。新しい文具製作委員会事務局長。